DOOR to ASIA in Bangkok

  • アジア・市民交流助成
採択年度
令和元 (2019) 年度
助成額
JPY 470,496
活動国・地域
タイ

2019年12月10日から22日まで12日間にわたって、バンコクでデザイナー滞在型文化交流事業を実施した。日本およびマレーシアから若手デザイナーがバンコクに集結、現地のデザイナー/クリエイターと2人1組のペアを組み、バンコク旧市街で大都市の課題”Urban Challenge”に直面する4つの地域コミュニティに入った。担当エリアに滞在し、コミュニティリーダーとの対話やホームステイといった体験を通じて丁寧に個と個の関係性を作ったうえで、コミュニティが抱える課題の解決に資するコミュニケーションデザインを滞在中に制作し、提案した。 また、報告会をバンコクで2度実施し、デザインや文化交流事業の持つ力について現地のデザイン関係者や市民たちと議論をした。プログラム終了後には、「Bangkok Design Week」でデザイン成果物のショウケースを行った他、東京でも報告会を実施した。

DOOR to ASIA Website https://door-to.asia/
平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/pp1823/

関連する国/地域
日本, マレーシア, タイ, インド
協力団体/協力者
SATARANA
Creative Economy Agency
Luk Hostel
シラパコーン大学建築学部
Klongthom Development Co.,Ltd.
Strong Sampeng team
Haroon FC
Living Kafe

申請団体より

これまで日本国内の複数地域とフィリピンの地方都市で実施してきた当事業だが、今回は初めてバンコクという大都市を舞台に、さまざまな課題を背景に持つ4つの地域コミュニティにデザイナーたちが入る形で実施した。いわゆるビジネス課題ではなく、自分たちのエリアをより良くしようと奮闘する非営利のコミュニティに向けての提案ということで、デザイナーにとってもチャレンジングな試みとなった。他都市に共通する課題も多く、結果的に参加者同士が互いに学びあう要素が大きい事業となった。 今回は、現地からコミュニティリーダー・デザイナー・コーディネーター、海外からデザイナー・コーディネーター、海外及び現地メンターという多国籍でチームが構成された。多様な価値観を持つメンバーによる協働には混乱もあったが、最終的にはその経験を高く評価した参加者が多かった。提案したデザインも、すでにコミュニティが使い始めるなどの形で成果が出ている。

関連する事業

申請団体

Designers in Residence Program in Bataan

活動国・地域

国境や年齢を超えた多文化共生を図るための日本・タイ・ベトナムの三国交流会

伝統文化の継承を通し、地域の誇りの再認識を促す交流事業

日タイ青少年による伝統文化の継承へのアプローチ交流プログラム~タイ舞踊の公演と継承、日本の‘道’の発表と鍛錬と継承

「町家から創造都市へ」 アジア伝統文化の創造の協働作業

アジア姿勢保持プロジェクト:寝たきりゼロのための姿勢保持普及に関する日本・タイ交流事業

経済発展と国際開発 ~アジアの相互協力の構築を目指して~

活動分野

アートから優しい社会づくり・マリスアートプロジェクト・アジアツアー in ベトナム

「見放されたものの組織化」交流プログラム

東南アジアにおける漆工芸を通した文化交流事業

Designers in Residence Program in Bataan

東南アジアにおける漆工芸を通した文化交流事業

日越アーティストによる、日本とベトナムのチームリサーチ事業

協力団体

アジアの共通課題に取り組む実践家のための相互学習と共創