インドネシア・アチェと東松島市の子ども国際交流事業 「被災地から未来への対話/壁画の架け橋」

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY592,860
活動国・地域
インドネシア, 日本

共に地震と津波の被災地である東松島市の小学生とインドネシア・アチェの子どもたちがインターネット生テレビ電話を通じて国際交流を行った。それぞれの食べ物や観光スポットを紹介し、クイズ形式で出題と回答をしながらお互いを理解したり、エールを送りあったりした。 また、双方の子どもたちが震災からの復興へ願いを込めて描いた壁画がアチェ州の津波博物館に並べて飾られることとなり、教訓と未来へ希望を世界へ向けて発信することができた。 アチェでは現代アーティスト門脇篤がワークショップを実施。震災遺構を利用したアート・プロジェクトを行い、震災の事実を内外に伝える新たな回路をアチェの若者に示した。

令和元年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1915/
平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1832/
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1704/

関連する国/地域
日本, インドネシア

申請団体より

アチェ津波博物館に送られた旧宮戸小学校の壁画は、東日本大震災後に全校児童によって描かれ、宮戸島住民を励ました大切な震災遺産でもあった。この壁画を、住民が自ら決断して津波博物館に寄贈することになったが、これは宮戸地域にとっては「負の経験を主体的な情報発信や前進の原動力へと転換する」大きな一歩となったと言えよう。 一方、日本訪問時に、被災した大川小学校跡を見たアチェの若者(小学生時に被災)が、日本の人にぜひこの建物を残すべきだと伝えたいと発言し、スタッフに大きな印象をのこした。世代を超えて、支援された側が支援する側になり、国を超えてつながっていく、事業の成果を象徴する発言であった。

関連する事業

活動国・地域

アジア・ヘリテイジ・ネットワーク国際シンポジウムの開催 -アジア新興国の歴史的町並み保存活動支援に向けて-

日本とインドネシアの介護文化に基づく介護教育TOTプログラムの調和化

国際ボランティア第1回アジア・オンライン・サミット

日本・インドネシアにおける「ものづくり」を通した芸術文化と人材交流プロジェクト

ジョグジャカルタ市における人形劇 “What is it like to be me?”の上演と関連ワークショップ、レクチャー、シンポジウムの開催

世界湖沼会議子ども交流事業

活動分野

カンボジア・東北・北九州のこどもたちをつなぐ「Smilink Action」

Sustainable Education Summit 2017

ミャンマー祭り2015 ようこそ!リアルなミャンマーへ

アジア学生サミット2016

農業の持続性の3要素の実現に向けてフィリピン・アブラ州と兵庫県・丹波市の農業交流の試み

北海道ベトナム交流会in札幌