日本とフィリピンによるオンライン演奏会

  • アジア・市民交流助成
採択年度
令和3 (2021) 年度
助成額
JPY 291,682
活動国・地域
オンライン

これまで2012年よりフィリピンのセブ島にて現地の子どもたちに音楽を通した教育支援事業を行ってきたが、コロナの影響によって2020年の3月より1年8ヶ月にわたって活動がストップしていた。そんななかで少しずつ日本、フィリピンのコロナによる規制が緩和されてきたタイミングで、日本の支援者の方々とフィリピンの子どもたちとをオンラインでつないだ演奏会を開催することで、あらためて日本とのつながりを感じ、コロナを乗り越えるための力にしたいと考え、企画した。また、日本の支援者の皆さまにおいても、フィリピンの子どもたちの『いま』を知られる機会が少なかったため、この機会を通して子どもたちの様子や表情、演奏する姿を見ることで、コロナが明けた際に、今度はオンラインではなく対面で交流を、と思えるような、きっかけづくりを行いたいと考えた。

フィリピンの子ども達と日本人とのオンライン演奏会
https://sevensp.hp.peraichi.com/?fbclid=IwAR0Zj_k9LLXP-VlSHqFbYG9QpViAKponLRphljLF8JKz64qvKN-1_71p1Y0

申請団体より

演奏会開催の二日前に新型コロナウイルスのオミクロン株が見つかったものの、日比ともに大きな制限がなかったことから演奏会を予定通り開催した。子どもたちが個々で簡単な練習を行うことはあったが、一同に会して演奏を行うのは1年8ヶ月ぶりということもあって、演奏のクオリティとしては完全ではなかったと思うが、仲間と一緒に演奏できることの楽しさ、嬉しさというのが画面越しに伝わってきた。また、その映像を日本から見ていた参加者の方々からも、同じような意見を聞くことができた。この1年8ヶ月の間、コロナが明けてからどうするべきか、思い悩んできた。経済的に苦しくなっているいま、音楽ではなく、もっと仕事や雇用に直結するような活動をすべきかとも考えたが、音楽が持つ力というのを目の当たりにして、自分たちがやるべきことが定まったような思いであった。こういった貴重な機会も、自己資金だけではできず、助成金を受ける機会をいただけたからこそだと感謝している。

関連する事業

活動国・地域

第2回ミーシャ多文化芸術祭「一緒ならできる! Together In Harmony」

アジアにおけるエクスプレッシブダンスプロジェクト2021

日本インドネシアの文化理解・社会課題解決型 ファッションデザイン作品共同制作ショー

日本・フィリピン未来共創のアイデアソンキャンプ

壊れた時間のバラタ〜Mahabharata~ 全篇の短編映像を作る

現在の東南アジアで生きる性的マイノリティのアーティストによる映像作品の配信およびトークや交流

活動分野

アートアクセスあだち 音まち千住の縁

ランバンサリ結成30周年記念特別公演「インドネシア・スラカルタ マンクヌガラン王宮様式のガムランと舞踊」を中心としたジャワ島中部の王宮ガムラン文化の普及・交流事業

アートアクセスあだち 音まち千住の縁

アートアクセスあだち 音まち千住の縁

日本-ラオス国交樹立60周年を記念した日本とラオスの音楽家との文化交流及び合同コンサート

日本とアジア各国によるジュニアオーケストラ交流事業