Transformative Learning Towards a Just and Ecologically Sustainable ASEAN Community

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
令和元 (2019) 年度
助成額
THB 405,556.8
活動国・地域
インドネシア

三年計画の本事業では、アジア地域での持続可能な社会の実現を視野に、地域が直面する喫緊の課題を論じ合い、効果的な行動を促すプラットフォーム「市民参加4.0(フォー・ポイント・ゼロ)」を起動させた。その際「市民の参加」と「変革的な学習」を指導原則に、市民社会が主導する実践や政策に注目し、その成果と教訓をプラットフォーム立上げの基礎とした。
初年度(2017年)は、草の根の実践の交流を通して、社会の持続可能性に関わる課題を抽出しながら、協働可能な個人や団体との関係を築いた。二年目(2018年)は、高等教育機関が集う国際フォーラムを推進することで、「変革的な学習」、「持続可能な社会」といった概念を深化させるとともに、プラットフォーム設立に必要な基盤を確保した。最終年(2019年)は、インドネシア・ソロで、都市と農村の持続可能な連携を共通のテーマに、個別課題への理解を深めるとともに、インドネシアとタイから先進的な取組みを行う市長らを招き、市民社会との対話を実現する「市民参加4.0 / ソロ国際フォーラム」を開催した。

2016年採択事業 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1629/
2018年採択事業 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1837/

関連する国/地域
日本, シンガポール, インドネシア, マレーシア, タイ, カンボジア, ミャンマー
協力団体/協力者
Kota Kita
Indonesian Consortium for Religious Studies (ICRS)

申請団体より

チュラロンコン大学では、今後とも「市民参加4.0」を進めてゆく予定である。「市民参加4.0」は、チュラロンコン大学が2018年に旗艦事業として始めた「バンコク・フォーラム」と共通する指向を掲げている。2020年5月には第2回バンコク・フォーラムが開催となる運びで、すでに実行委員会が発足し、「(社会に)参加する大学」を強調する基本コンセプトをもとに議論が始まっている。第2回バンコク・フォーラムでも「市民参加4.0」が打ち出した理念や活動を取り入れることになるだろう。

関連する事業

活動国・地域

バティックを中心とした日本インドネシア染色文化の交流と共同制作プロジェクト

Indonesia Dramatic Reading Festival – Asian Playwrights Meeting 2019

Creators’ Cradle Circuit Work In Progress:アジアの次世代のための越境型移動舞台芸術祭を作る方法

ASEAN国際野球プログラム2019

AUN J クラシック・オーケストラ“ONE ASIA Joint Concert 2015”

栗コーダー&フレンズ アジア6カ国 ミュージック&アート 共同制作プロジェクト

活動分野

東南アジアにおける資本主義のあり方に関する共同研究

東南アジアにおける資本主義のあり方に関する共同研究

アジア=ヴァルドルフ教員会議 2015

東アジアのコミュニティの増進 ‐感染症、人口動態、都市化と農村‐

アジア学長フォーラム2016

演劇教育による子どもたちのエンパワーメント -PETAの“Safety Zone”構築に学ぶ-