Creators’ Cradle Circuit Work In Progress:アジアの次世代のための越境型移動舞台芸術祭を作る方法

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成30 (2018) 年度
助成額
JPY 2,613,926
活動国・地域
インドネシア, フィリピン

「Creators’ Cradle Circuit(以下、3Cs)」と題した越境型移動舞台芸術祭の実践に向けて、その可能性や課題を探るためにフィードリサーチを実施。3Csは、ボーダレス化がますます加速するグローバル社会の新しい現象における、同時代のアジアのコンテンポラリーな舞台芸術の意味を読み解くために始めた、芸術的な挑戦である。東南アジアと日本の新進アーティストやキュレーターが共にアジア圏の開催都市を移動する、その機動性(モビリティ)を活用して、新しい独創性を育むことを目的としている。その一環として、様々な地域の文脈を調査し、そこを拠点とするアーティストや観客との対話を重ねている。
今回のフィールドリサーチでは、3Csの1回目の開催候補地としているソロ(インドネシア)とマニラ(フィリピン)において、3Csのコンセプトを発展させるために、地域特有のニーズや反応を収集するコミュニティ・ダイアローグを中心に実施した。

関連する国/地域
日本, フィリピン, インドネシア, マレーシア, タイ
協力団体/協力者
松本千鶴(高知県立美術館)
Studio Plesungan
Fringe Manila
Pineapple Lab

申請団体より

3Csのリサーチ1年目では、ソロのundisclosed territory #11とマニラのManila Fringeの2つの芸術祭と連携して現地の芸術環境の調査、アーティストや専門家、行政の文化担当者等との面談、ならびにKarakoa主催による3Csのプレゼンテーションをもとにした議論の場として、コミュニティ・ダイアローグを中心に展開した。この2つの芸術祭に共通する、アーティスト主体の企画運営と、フェスティバルに集まる観客やアーティスト、その周辺の芸術環境にも目を向けた地域性豊かなキュレーションの手法を参考に、3Csの構想にある「育成」「フェスティバル」「対話」の3つの機能を検証した。特に、リサーチ中の質問の多くにあった3Csの特徴であるTransnational、emergingなどの意味を再考する機会となった。また、3Csの核である作品とアーティストの成長を支えるモビリティを効果的に運用していくためのプログラムの身軽さ、シンプルさといった運営上の新たな課題も、次のバンコク、クアラルンプール、東京でのリサーチ段階でトライ&エラーを重ねながら解決していきたい。普段5カ国のそれぞれの拠点から3Csの実現に向けて奮闘するメンバーが実地調査を行える環境を支えてくださった、国際交流基金助成に心から感謝している。

関連する事業

活動国・地域

国境を越えて困難に打ち勝つコミュニティづくりのための対話を促進するコミュニティラジオ国際会議

バティックを中心とした日本インドネシア染色文化の交流と共同制作プロジェクト

インドネシアの消滅の危機にあるBeaten Bark製の絵巻物ワヤンベベルの保全継承を、社会全体で具体的に促進していく日イ協働の支援・応援プロジェクト

日本・インドネシア・シンガポール 国際共同制作プロジェクト 音楽/映像/舞台芸術『島嶼の王国-辺境の女性』

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017

アジアでのアール・ブリュット作品調査及び専門家交流事業

活動分野

アセアン諸国における企業メセナの促進とネットワーク構築に向けた調査・協議

Asian Dramaturgs’ Network 2018 Satellite Meetings

瀬戸内国際芸術祭2016「瀬戸内アジア村」

アセアン諸国における企業メセナの促進とネットワーク構築に向けた国際会議

サクラコレクション2017-2018

SCENE/ASIA アジアの観客空間をつくる