演劇教育による子どもたちのエンパワーメント -PETAの“Safety Zone”構築に学ぶ-

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成27 (2015) 年度
助成額
JPY 1,501,842
活動国・地域
フィリピン, 日本

子どもの権利を保護し、子どもを暴力から守っていく、演劇とアートをとおしてのキャンペーン活動 “ARTS Zone(Advocate Right to Safety Zone for Children)Project” に焦点を当てて、2015年8月に関係者へのインタビュー、PETAシアターセンター内図書館における同プロジェクト関連の資料収集、そしてPETAと関わりの深いバランガイ現地調査をおこなった。同年11月には、ARTS Zone ProjectのDirectorであるMarichu Belarmino-CariñoとLotlot D. Bustamanteの2人を招へいし、大学および近隣小学校にて講演会、ワークショップを開催。PETAと大学関係者、日本の演劇人、地域の小学校関係者、地域の住民たち等との相互交流と相互理解を深める機会を得た。

平成28年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1641/

関連する国/地域
日本, フィリピン
協力団体/協力者
Philippines Educational Theatre Association (PETA)

申請団体より

2015年度にThe ARTS Zone Projectについてバランガイでの地域調査、ステイクホルダーへのインタビューなどをPETAの関係者の協力を得て精力的におこなうことができたが、2015年度の時点では、PETAが親子、教師やステイクホルダーたちにどのようなワークショップを実施しているのか、参与観察できる機会がもてなかったため定かではなかった。しかしながら、2016年度には、11月に大学に招聘した2名のアーティストのうち、特にCris氏はARTS Zoneワークショップ開発にも深く関わり、またARTS Zoneのハンドブック執筆にも関わっている中心メンバーだったため、フィリピンで行われたワークショップに近いものを参加者に提供してくださり、体験とともに考察もする時間をワークショップのなかでとってくださったため、ARTS Zoneプロジェクトへの理解が深まった。それと合わせて、事業実施責任者自身、PETAのTheater for Advocacyについての理解が非常に深まった。さらに、学校教育のなかで様々な教科を学習する際、PETAのIntegrated Theater Arts(統合芸術)の手法およびpedagogyを生かしていくことができることもわかった。

関連する事業

申請団体

演劇教育による子どもたちのエンパワーメント-PETAの“Safety Zone”構築に学ぶ-

活動国・地域

Skills Development in the Preservation of Wooden Structures in the Philippines

アセアン野球教室

Developing sustainable and resilient communities in the midst of climate change

ONE ASIA Joint Concert 2016

木質フォーラム in The Philippines

Creators’ Cradle Circuit Work In Progress:アジアの次世代のための越境型移動舞台芸術祭を作る方法

活動分野

ろう者と協同する人形劇団、ラオス×日本の共同ワークショップ プロジェクト

燐光群 日本×タイ共同制作『安らかな眠りを、あなたに』

『地域の物語』ムーブメントの創出:世田谷×シンガポール 国際共同制作プロジェクト

演劇教育による子どもたちのエンパワーメント-PETAの“Safety Zone”構築に学ぶ-

三代目、りちゃあど

結城座×ベトナム青年劇場 2016 日越国際協働制作 『野鴨中毒』

協力団体

演劇教育による子どもたちのエンパワーメント-PETAの“Safety Zone”構築に学ぶ-

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「幻祭前夜~マハーバーラタより」アジアツアー

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「マハーバーラタ第三部より」インドネシア創作・公演