小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「マハーバーラタ第三部より」インドネシア創作・公演

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY 6,579,930
活動国・地域
インドネシア, マレーシア, フィリピン

2013年から東京オリンピック開催の2020年までの8カ年で取り組む国際共同制作「マハーバーラタ」。その第3部をインドネシアで制作し、ジョグジャカルタ、ジャカルタで公演を開催するだけでなく、ワークショップやレクチャー等、知性と感性を往還する活動を行った。本作はインドネシア、フィリピン、マレーシア、インド、カンボジアなどアジア6ヶ国のアーティストと共同制作し、インドネシア国内のみならずアジアの人々の文化交流を促し、多様性を認め合い、共存できる未来の創造を目指した。また、2017年タイで協働制作する第4部の制作準備と、連続する本事業を核としたアジアのアーティスト・プロデューサーのネットワーク構築を図った。

平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/grant/cc1508/                                                              平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/grant/cc1723/

関連する国/地域
日本, フィリピン, インドネシア, マレーシア, カンボジア, インド
協力団体/協力者
Kelola Foundation
ジャカルタ・アーツ・カウンシル
テアトル ガラシ
Philippines Educational Theatre Association (PETA)
Nyoba Kan

申請団体より

「マハーバーラタ第3部」はシリーズの中でも最高レベルのクオリティで上演され、ジョグジャカルタおよびジャカルタの聴衆を魅了した。参加した若手出演者からも、「大変刺激的で有意義な場を得られた」等本事業に対する謝辞が多く届き、アジアの次代のアートシーンを担う人材の育成に貢献できたと言える。加えて、稽古場見学・交流会の実施や路上パフォーマンスなど当初計画に加えて実施された交流事業も大変好評で、公演の集客やムーブメントの創出に好影響を与えた。 また、本事業は日本とアジア各地域のアーティストがインドネシアに渡航・滞在し、多様な文化の中で作品創作や交流・継承の場を生み出すことが非常に重要な要素であったが、その実現には本助成が必要不可欠であった。会場・機材経費についても公演の質を担保するうえでも同様に必須のものであり、アジア内でのファウンディングに難しさがある現在において、大変有意義であったと言える。

関連する事業

申請団体

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画 『戦いは終わった-マハーバーラタより』タイ制作・タイ&東京公演ツアー

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「幻祭前夜~マハーバーラタより」アジアツアー

活動国・地域

バンドン・東京 〜二都市から浮き上がるアジア都市の未来〜

アチェ地震に対する災害対応技術支援及びクライシスマッピングの展開

東アジアのコミュニティの増進 ‐感染症、人口動態、都市化と農村‐

東南アジアにおける資本主義のあり方に関する共同研究

ワンス・アポン・ア・タイム

Multitude of Peer Gynts – an Inter-Asian (Indonesia, Japan, Vietnam and Sri Lanka) Theater Collaboration

活動分野

フィリピン、インドネシア、日本の青少年を対象とする環境問題をテーマとした演劇交流事業

1st Ed. The Creators’ Cradle Circuit Transnational Mobile Festival and Platform

Japan-Singapore collaboration project to translate and present a reading of the play COGITO

シンポジウム&コンサート 『アジアにおける伝統と創造 Noh×Contemporary Music Vol.4』

範宙遊泳×The Necessary Stage 滞在制作・公演(シンガポール/東京)

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「幻祭前夜~マハーバーラタより」アジアツアー