チャイルド・エイド・アジア2016

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成27 (2015) 年度
助成額
JPY 1,362,539
活動国・地域
日本

日・シンガポール外交関係樹立50周年記念事業として、児童養護施設「東京都石神井学園」で暮らす子ども達、日本でのオーディションを通過して選ばれた子ども達、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイの子ども達の総勢123名が出演するコンサートを実施。
秋篠宮妃殿下のご臨席を賜り、約1,000名の観客の前で、クラシック、ポップス、タンゴ、邦楽、合唱が2時間に渡って演奏された。第1部は周年事業として、シンガポールと日本の子ども達の音楽だけで構成。第2部はアジアの子ども達を迎えた。会場や舞台上スクリーンには、児童養護施設「聖園子供の家」の作品が花を添えた。

平成26年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/pp1407/

関連する国/地域
日本, シンガポール, フィリピン, インドネシア, マレーシア, タイ

申請団体より

コンサート『チャイルド・エイド・アジア』シリーズは才能がある子どもたちの発表の場であるとともに、いろいろな環境で生きる子どもたちが言葉や文化の違い、経済的な格差を越えて1つの舞台に立つことで、人間は独りではないこと、一人ひとりがとても大切だということを学び、輝く明日への架け橋を築くことを目標としています。幸いなことに、過去の出演者がコンサートの時には裏方の手伝いとして、あるいは観客として戻ってきてくれていて、助け合う気持ちが子どもたちの心に根付いていると感じます。
6〜7人に1人の子どもが貧困状態におかれていると言われる現代社会で、いわゆる恵まれない環境の子どもたちにとって、食事、教育に続いてアート表現を知ることも重要だと、私たちは考えています。これは、その様な子どもたちの多くが文化的機会を喪失しがちであるということだけでなく、子どもたちが自分を見つめて自分を表現する方法、人とコミュニケーションを取る方法をあまり知らずに育ってしまうという危惧からくるものでもあります。暴力や自暴自棄、引きこもりなどに走らずに、アートを道具として自分を見つめ、自分を表現し、時には発散することの大切さを、コンサートを作る過程のワークショップやリハーサルで育むことを目指しています。
同時に、音楽的才能がある普通の家庭の子どもたちには、同じ社会に色々な環境の子どもがいること、そして彼らも自分と何も変わらない同じ社会の一員であることを学んで欲しいと考えています。外国からの参加者の中にも恵まれない環境の子どもが含まれますが、環境の違い、肌の色の違い、言葉や文化の違いは、実は魅力であり一緒に協力し活動をして、理解しあうことで大きなこと(コンサートの成功)が成し遂げられると参加者すべてが実感することが目的です。
音楽というユニバーサル言語を用いての文化交流が、若い世代の国際交流を促すだけでなく多様化が進む国際社会の担い手を育むことになれば幸いです。

関連する事業

申請団体

チャイルド・エイド・アジア ~ Friendshipコンサート

活動国・地域

作品展示やワークショップ、トークイベントを伴う、インドネシア芸能公演イベント制作事業

第4回みやこじま青少年国際音楽祭

女性や高齢者が生き生きと暮らす持続的な社会をASEAN女性起業家と考える国際交流事業

アートアクセスあだち 音まち千住の縁

第10回アジア国際子ども映画祭

伊勢原とバリ島をつなぐ小さな親善大使たち2・農業交流6(伊勢原とバリ島の国際交流8)

活動分野

エクスペリメンタル・ワヤン・エクスチェンジプロジェクト

第4回みやこじま青少年国際音楽祭

第2回ミーシャ多文化芸術祭「一緒ならできる! Together In Harmony」

アンサンブルグループ奏楽によるマスタークラス

日本-ラオス国交樹立60周年を記念した日本とラオスの音楽家との文化交流及び合同コンサート

アジア・パシフィック青少年コーラス交流 in OKINAWA / NAHA