ベトナム(ホーチミン)にて日本文化を学ぶ明越日本語学校の青少年を対象にした演劇ワークショップ

  • アジア・市民交流助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY1,340,254
活動国・地域
ベトナム

ベトナムのホーチミンにある明越日本語学校にて、ベトナム全土から集まり寮生活をしながら日本語・日本文化を学んでいる文化・風習・民俗の異なる青少年を対象に演劇ワークショップを実施。 演劇・パントマイム・音楽・美術という「言葉」「身体」「音」「線と色」の4つの異なるコミュニケーション回路を通した3日間の「ベーシック・ワークショップ」を行い、想像力の多様性を育み、双方向的な交流と理解を深めた。その後、演劇①・演劇②・パントマイム・音楽の4つのチームに分かれ、『夢を叶える』というテーマのもとに4日間の「ショーケース創作ワークショップ」を行い、最終日に発表。参加者同士及び日越間における文化の相違を超えた共通の価値観と共生意識、そして新しく開かれた相互コミュニケーションを見出した。

平成26年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/pp1423/
平成27年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/pp1559/
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1752/
平成30年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/ja/grant/cc1803/

関連する国/地域
日本, ベトナム

申請団体より

コンピューターの発達により、身体感覚は閉ざされ、リアルな人間社会において他者と実感を持って意思伝達することが難しくなっている中で、他者との開かれたコミュニケーション回路を作ること、そして自分が表現することだけでなく他人が表現したことをどう感知するかということに重点を置く演劇ワークショップを実施することにより、今まで見えなかった自分自身のことや他人の考え、互いの将来の夢を知り、今後どのように協力し合えるのかについて相互に考える機会を作れたことは大きな成果だった。彼らとの交流は今も続いており、本事業終了後に日本に留学した者も多く、事業が一過性の交流に終わらず継続的な交流に発展にしている。 平成29年度からは、ベトナムの現代演劇を代表する国立劇場と演劇共同プロジェクトを3ヶ年計画で実施することになった。今後も日越間の相互理解と信頼関係の発展に向けて、「演劇」にしか出来ない活動を継続していきたい。

関連する事業

申請団体

フィリピン(レイテ島被災地タクロバン&ルソン島山岳地レパント)の子供たちを対象にした演劇ワークショップ

活動国・地域

ベトナムの震災後支援への御礼とお箸文化交流

第19回 「感動の第九」 2015年 ハノイ公演事業

川崎フロンターレ ドリームチームセレクション

ベトナムとタイの日本語学習者と日本人NPO会員が、異文化コミュニケーションギャップについて議論を交し、相互理解を促進する事業

ベトナム・市民交流によるまちづくり推進

テラジア オンラインウィーク2021

活動分野

ストアハウスコレクション -タイ週間-

「東遊-あるいはあの日の恩情」日本公演

マーク・テ『Baling』を通して歴史との向き合い方を考える/上演+レクチャー+リサーチプロジェクト

タイ山岳少数民族の子供たちを対象にした演劇ワークショップ

テラジア―隔離の時代を旅する演劇―

東京芸術祭ファーム Asian Performing Arts Camp