アジアでのアール・ブリュット作品調査及び専門家交流事業

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成28 (2016) 年度
助成額
JPY 3,008,770
活動国・地域
日本, タイ

アール・ブリュットを軸とした日・タイ間のネットワーク構築、新たな解釈や価値の創造を目的として、タイにて作品調査、専門家交流および展覧会を実施。 作品調査事業では、現地の障害者福祉施設への訪問取材や、芸術療法家であるジュンポン・チナプラパート氏からの紹介などを通し、10名の個性豊かな作者たちと出会い、その創作活動を調査した。 専門家交流事業では、タイ現地でのディスカッションに加え、両国でシンポジウムを開催。滋賀でのシンポジウムではレインボールーム財団の代表ロザリーナ・アレキサンダー氏を招へいし、同財団の事業についての講演を行った。また、チュラロンコン大学にて、両国より計3名の専門家が講演を行った。 展覧会においては、調査で出会った作品を日タイ両国で展示し、タイのアール・ブリュットを積極的に発信した。

事業報告書 公開ページ http://www.no-ma.jp/?p=14897
平成29年度実績 https://grant-fellowship-db.jfac.jp/grant/cc1712/

関連する国/地域
日本, タイ
協力団体/協力者
ジュンポン・チナプラパート (セルフ+アート・ボーダーレス・アート・ミュージアム)
ロザリーナ・アレキサンダー (レインボールーム財団)
etc.

申請団体より

アール・ブリュット作品を実際に調査し、展覧会やシンポジウムといった形で発信するプロセスの中で、事業内容に賛同を頂いたタイ側の協力者の方々がアール・ブリュットを軸に繋がっていく場面を創出できたこと自体が、タイ国内でのアール・ブリュットの次なる展開につながる成果であったであったと考える。助成を頂いたことにより、アール・ブリュットを知っていただくきっかけと、タイの社会にアール・ブリュットが根付くきっかけを作ることができた。 今後の展望としては、タイのみならず、その他のアジア諸国においても、アール・ブリュットの調査や発信活動を広げていく。具体的に2018年度には、タイ国に加え、インドネシア・中国での事業実施を予定している。

関連する事業

申請団体

アジアでのアール・ブリュット作品調査及び専門家交流事業

活動国・地域

アジア・フィルム・コミュニティ

食を通じたアジア・環太平洋の少数民族のエンパワーメント 3か年計画

Tokyo Docs 2016

Thai and Osaka (Japan) Creative Space and Community Art collaboration project

ひとつの机とふたつの椅子 one table two chairs meeting 2017

ASEAN国際野球プログラム2018

活動分野

Manila, Tokyo, FESTIVAL OF THE RECENTLY POSSIBLE 2019: Towards an Asian Network of Digital Art & Sound

里山創造生活(アジアとの地方創生協働プロジェクト)

JIWA: Jakarta Biennale 2017

日本とインドネシア・アチェの被災地間協働によるコミュニティアート事業

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017

DISPLACED : The RIKUZENTAKATA-Manila Collaborative Art Project