青年団+大阪大学 ロボット演劇プロジェクト アンドロイド版『変身』アジアツアー

  • アジア・文化創造協働助成
採択年度
平成27 (2015) 年度
助成額
JPY 12,187,355
活動国・地域
マレーシア, タイ, 中国, 台湾

劇作家・演出家の平田オリザと日本を代表するロボット工学者の石黒浩によるロボット演劇プロジェクト最新作、アンドロイド版『変身』を北京、台北、ペナン、バンコクの4都市にて上演(字幕付)。台北以外では、アンドロイド長編作品の発表は初となり、特に北京では、青年団の公演を行うこと自体が初めての試みとなった。また、ロボット演劇プロジェクトとして初めて、青年団所属俳優以外を起用し、フランスの国民的映画女優、イレーヌ・ジャコブをはじめ、フランス演劇・映画界のスター達が出演した。作品への理解の深化を図るため、公演終了後にアフタートークを開催。また、各地の教育機関等と連携し、ペナンでロボット開発を行った石黒浩による子ども向けショーケースや、バンコクで平田オリザによる戯曲講座のワークショップを行った。

Photo: Madoka Nishiyama
関連する国/地域
日本, マレーシア, タイ, 中国, 台湾, フランス
協力団体/協力者
ジョージタウン・フェスティバル
チュラロンコン大学 芸術学部 演劇学科

申請団体より

北京、台北、ペナン、バンコクのアジア4都市にて、ロボット演劇プロジェクト最新作であるアンドロイド版『変身』を上演した。最先端である日本のロボット工学を取り入れた本事業への期待値は高く、全ての会場でほぼ満席、その芸術性と先端性を幅広い観客層へ周知させることができた。 また、公演と同時並行で、ワークショップ、講演会、アフタートークなど多様なアウトリーチ事業を開催し、観客とアーティストが交流できる場を設けたことにより、作品理解の深化とアジアの文化芸術の活性化をもたらしたものと考えられる。 海外への渡航費、ロボット輸送費は高額となるため、本助成なくしては、財政的にも本事業の実施は不可能であった。また現地の国際交流基金事務所の方々のサポートにより、スムーズな公演実施が可能となった。 本事業をきっかけに、今後もより一層、アジア各国との連携を強め、ネットワーク構築に取り組んでいきたい。

関連する事業

活動国・地域

ひとつの机とふたつの椅子 one table two chairs meeting 2017

ダンス イン アジア 2019 〜ダンスラボトリープロジェクト イン インドネシア

Jejak-旅Tabi Exchange Wandering Asian Contemporary Performance

32nd Asia Pacific Roundtable Conference

29th Asia Pacific Roundtable

日本棋院 ASEAN 囲碁研修

活動分野

小池博史ブリッジプロジェクト 汎アジア計画「幻祭前夜~マハーバーラタより」アジアツアー

交差/横断するテキスト:ミステリーとミスティカルのあいだで

アジア・パフォーマンス・アート・ワークショップ

ひとつの机とふたつの椅子とシェイクスピア one table two chairs meeting 2016

Vientiane Performing Arts Festival 2016

『地域の物語』ムーブメントの創出:世田谷×シンガポール 国際共同制作プロジェクト

協力団体

Creators’ Cradle Circuit Work In Progress 2019-2020:アジアの次世代のための越境型移動舞台芸術祭を作る方法