バティックを中心とした日本インドネシア染色文化の交流と共同制作プロジェクト

  • 平成27 (2015) 年度採択事業
助成額
JPY 2,853,922
活動した国・地域
インドネシア

日本・インドネシアの異文化交流を通して新たな美とコミュニティの創造を目指すプロジェクトの一環として実施したスタディツアー。
バティックを通して、日本とインドネシアの伝統的なモノ作りに対する姿勢や技術、背景を互いに学び、異文化交流を促進することで、新たなコミュニティや作品制作へとつながる下地を作った。
ジャワの北岸と中部の主要な関連都市を訪問し、バティック関連施設や一般には公開されていない工房などを見学。訪問時には、工房内での作業の様子や、実際の制作方法を専門家の意見を聞きながら学び、工房主や現地の職人達とバティックの現状について意見交換をした。また、現地のNGOスタッフや在留邦人、伝統工芸関係の作家、専門家、大学関係者、その他一般参加者など、多様な人々から参加を募り異なるコミュニティ間の交流を促進した。ツアー終了後には、報告会を開催した。

関連する国/地域
日本, インドネシア
協力団体/協力者
ディアン・デサ財団

申請団体より

この事業を機に、日本とインドネシアの伝統工芸を通した交流ネットワーク、協同制作ネットワークの礎を築く事が出来たと実感した。なぜなら、ツアー実施後に、参加者らが実際にインドネシアとの共同制作の企画や教育プログラム、訪問先工房との取引を始めたからだ。
 また、各訪問先において議論の場を設けた事で、今後の課題を見出した。バティックは「ロウを美しく置く技術」が代々受け継がれてきた伝統工芸であるが、「模様を細かく正確にロウで描く事がバティックの目指す技術なのか?」「プリントで出来る事を何故手で描くのか?」という問いに議論が白熱した。これらの問いに対し、バティックの本質は「線の表情」であるという答えを見つけた。エネルギッシュな線、丁寧で滑らかな線と、「線の表情」は地域によって異なり、手描きバティックの魅力であると考えられるからだ。よって、どのように「線の表情」を表現する技術を後世に継承するかが今後の課題であると考えられる。

事業一覧

活動した国・地域

日本とインドネシア・アチェの被災地間協働によるコミュニティアート事業

日本・インドネシア共同制作ドラマ 『桜に願いを』

サクラコレクション

ひとつの机とふたつの椅子とシェイクスピア one table two chairs meeting 2016

東アジアにおける強靭な保健協力ネットワークの構築に向けて

フィリピン、インドネシアの先住民族青少年を対象とした環境問題をテーマとした演劇ワークショップによる交流事業

活動分野

結城座×ベトナム青年劇場 2015日越国際共同制作 『野鴨中毒』

カンボジア, サンボー・プレイ・クック遺跡群の保全に関わる人材育成

カンボジア・日本 共同 舞踊文化公演~2017

横浜・神戸・長崎洋館群とカイベー洋館群の保存と市民交流による新文化創造プログラム

シンポジウム&コンサート 『アジアにおける伝統と創造 Noh×Contemporary Music Vol.4』

東京藝術大学シルクロード特別企画展