能楽ワークショップin Bali

  • The Grant Program for Enhancing People-to-People Exchange
Grant Year
Fiscal Year 2017
Grant Amount
JPY734,203
Country of Activity
Indonesia

2013年より継続している能楽とインドネシア芸能のコラボレーションプロジェクトの一環として、能楽のワークショップをバリ島の仮面ミュージアムSetia Darma House of Mask and Puppetsにて開催。国指定重要無形文化財保持者である津村禮次郎氏を講師、ダンサーの上田尚弘氏をアシスタントとして、10月10日に能の謡と仕舞と仮面を実際に体験するワークショップを実施。12日にはバリ島の現地アーティストたちとコラボレーション作品制作を念頭に、お互いの芸能の特徴をシェアしつつ、それぞれの芸能をいかにして融合させ舞台作品化させていくのか、 津村氏、上田氏、バリ側アーティストである楽団チェラケン、舞踊家のニ・ワヤン・セカリアニ女史と共に創作ワークショップを行った。創作ワークショップの結果として、来年2018年は日本インドネシア国交樹立60周年に向けたステップとして習作となるような小作品を試作した。

http://www.akar-media.com/workshop-tari-noh-oleh-tsumura-reijiro/

平成30年度実績 http://grant-fellowship-db.jfac.jp/grant/pp1815/

Related Countries
Japan, Indonesia

From the Organizer

今回の事業の大きな目的である継続性、特に来年の日本インドネシア国交樹立60周年に向けてのプロジェクトの展開を考えた時に、来年の作品制作にも参加する予定のアーティスト間の相互理解が深まり、質の高い作品を生み出す素地ができたこと、ワークショップの参加者や関係者たちを通じて来年に向けたコネクションやコミュニティの幅が広がったことが、何より大きな成果であったと思われる。 今回も含めて、これまでインドネシア、特にバリの伝統芸能に深く関わってきた者として、常に現代的な物事の進み方とバリの伝統社会の物事の進み方の違いに板挟みになることも多かったが、バリの伝統社会のあり方を現代社会に合わせてしまうのではなく、お互いの価値観を大切にしながらプロジェクトを展開していくことが、これからの国際社会における異文化交流のあり方に重要な視点をもたらすと考えている。

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